Artist/
Potter

Motohara
Reico

Artist/Potter

Motohara Reico

workshop

2012〜

BOSAIトリアージ

2010年4月16日、学生たちと作った防災頭巾を多賀城市文化センターへ届けた時に出会った女性が、「津波まであと30分と言われて何を持っていこうか、考えてしまって。気づいたら波はすぐそこまで来ていて、何も持ってこなかった」と言った。その言葉がずっと心にかかっていた。出会う人に「津波まであと30分て言われたら、何もってく?」と聞き始めると、大切なものは人それぞれ違うことにおどろき、このプロジェクトを始めた。

③BOSAI・トリアージ
津波まであと30 分と言われたら、何もってく?

【参加者への指示】
1.「津波まであと30 分と言われたらなにを持っていくか」考える。
2.1番に持っていくものは「赤いカード」、2番めは「黄色いカード」、3番めは「緑色のカード」を選んだものに貼って、写真を撮る。
【目的】
自分にとって大切なものは何か、考える。

After the Great East Japan Earthquake, I visited an evacuation centre and met a young mother who didn’t take anything with her because she couldn’t decide what she really needed. Since then, I started asking people, “What are you going to take with you if a tsunami arrives in the next 30 minutes?”.

【instruction】
1. Think about what to take with you if a tsunami arrives in 30 minutes.
2. Take a picture by sticking the “red card” on the first item, the “yellow card” on the second item, and the “green card” on the third item.

【objective】
The important things are different for everyone. Create an opportunity to think about what is irreplaceable to you.

男性(50歳)カメラマン/東京都在住
①父からもらったカメラ
②一番使うカメラ
③一番高いカメラ
女性(40代)会社員/仙台市在住
①位牌
②ペット
③バッグ(財布や携帯電話)

【キーワード】防災グッズは、各家族でカスタマイズ!

【参加した母娘の感想~Facebook 投稿から】
防災トリアージ行ってきました!
①携帯②通帳③2 歳児の着替え。
長女①レトルトカレーとラーメン②財布③携帯。
次女①クレーンゲームで一発で取った自慢のくまのぬいぐるみ②ふりかけ③空のランドセル。
次女のランドセルは中身空っぽで、いっぱい入るリュックとして、持ってくそうです(^^;;( オモロイ)
三者三様の思い、三者三様のキャラがよく出ていて、つい笑ってしまいました。次女は、ぬいぐるみも、枕にする!と考えてのことのようで。ふりかけだってご飯は食べられないから、ふりかけ食べる!という。
その時、いざ!と思っても色々考えて取捨選択してる暇はないので、考えておくって大切です。

女性(33歳)会社員/東京都在住
①年金手帳
②アルバム
③通帳とハンコ
女性(18歳)専門学校生/富士市在住
①携帯ラジオ
②マジックペン
③白い紙(伝言を書いたり、子供に絵を書いてあげられる)
男性(当時85歳)熊本市在住
①母さん(妻)
②水
③自家用車
女性(19歳)専門学校生/裾野市在住
①携帯電話
②メガネ
③マヨネーズ(マヨネーズをかければ、何でも食べられる)